大学生活一日目の感想

どうなってんだ、クソッタレ。

俺は心の中でそう呟いた。

 

閑散とした自転車置き場の中心で天を仰いだ。

 

高い空と広がる雲が、嘲笑うかのように俺を見下ろしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんばんは。僕です。

一人称が文面と現実で違うタイプの人間です。

 

気取ったような書き出しですが、今回は大学生活の第一歩を踏み出した感想を書き連ねて行きます。

 

お時間のある方は、私のブログ……ゆっくり読んでよ(朝倉透)

 

 

 

 

 

 

僕は齢にして18です。

昨日入学を許可され、晴れて大学生として第一歩を踏み出しました。

 

僕の実家から大学までは、おおよそ10キロほど離れていまして、それを自転車で通うんですよね。

 

まあ〜〜今日家を出る時なんか相当憂鬱でしたよ。

チャリンコ漕ぐのは結構好きですけど、10キロはやりすぎだろ。。。

 

しかもアホほど起伏が激しいんですよね。

新品とはいえ普通の自転車ですからね。ギア1でひいひい言いながらペダルをぐるぐるしてました。

 

ここのところ軽く咳が出るので(コロナ)、誘発されてバカみたいに咳き込みました。

痰が乾いて嗚咽まで出る始末。

 

それでもなんとか辿り着きました。

 

 

 

今日の日程は身体測定とクラス分けテスト。

これを不要不急ではないと判断した理事長は後でアイアンメイデンにブチこむとして、とりあえず最初の方は休むわけにはいかないですよね。

 

僕は気の小さい人間ですから、とりあえずお仲間が欲しいわけですよ。

 

最初から自主休校なんてしようもんなら、速攻グループができて、輪に入れなくなってしまうので。

 

 

 

そんな心配も、大学に着いてしまえばこっちのもんです。

 

コミュ力には少しだけ自信があります。

元々あるコミュニティに入っていくだけの力はありませんが、初対面の人間なら会話を繋ぐことは容易です。

相手の趣味を掘りつつ、共通点を探ればいいだけの話ですからね。

 

 

 

そんな傲慢な考えはすぐに打ち砕かれることになります。

 

 

 

身体測定の会場の前に到着するやいなや、目に入ったのは、数々のグループでした。

男女問わず、仲睦まじく談笑をするグループ、グループ、グループ。

 

そこで僕は思い出しました。

 

この大学は、幼稚園から大学までエスカレーター式の大学。

そりゃあ高校から入った人はグループあるよね。

知り合いもたくさんいるよね。

 

 

 

ここで僕は軽く絶望しました。

その理由について、少しだけ昔話をしましょう。

 

 

 

その昔、僕は中高一貫エスカレーター式の学校に通っていました。

今日から高校受験をして入ってくる新しい仲間が来るとあって、中学時代に作った友人とわいきゃい盛り上がっていました。

 

が、いざ新入生が入ってくると、うまく話せないんですよ。

というか、話しかけに行きづらいんですよね。

 

そりゃそうです。だって知らん人だもん。

できることなら仲のいい人間とだけつるんでいたいのは僕だけじゃないですよね。

 

俺たちは孤独じゃない。

既にコミュニティがある。

 

図らずとも、それでマウントを取って安心してたんでしょうね。

 

新入生は居た堪れなさそうに本を読むばかりでした。

 

 

 

自分が彼らと同じ状況に立たされる事になるとは思いませんでした。

 

とりあえず時間になったので身体測定に向かいましたが、コロナ対策もあり、隣の席は離れること3席。

グループがバラつくチャンスでしたが、話そうにも話せない状態でした。

 

 

 

身体測定が始まります。

 

個人的にショックだったのは、視力が両目とも0.5に落ちていたことですかね。

再検査らしいですけど、このままだと眼鏡をかけるハメになりそうです。

 

あと血圧がクソ高かったですね。

僕、前に病院で測ったら、クソ低すぎて親に笑われたぐらいだったんですけど、最高値149とかになってました。

緊張してたのは関係あるんですかね。

 

それと血液むっちゃ抜かれた。

抜くな。血を。それが無いと生きていけないものを奪っておいて平気な顔をするな。笑うなおばさん。

 

おばさんとか言ってますけど、今日話してて一番楽しかったのは、血液を抜いてくれたおばさんでした。

おばさんは世界を救う。ババアイズメシア。

 

 

 

身体測定が終わったあとは、30分ほど間を空けてクラス分けテスト。

その30分がキツいのなんのって。

 

限界が速攻で来て、知ってる人は知ってると思うんですけど、とまとぼうや君に電話をかけました。

 

まぢヤバイんですけど、チョベリヴァ〜的な話をしてるうちに、キチゲが溜まってしまいました。なぜ。

 

あろうことか、僕は知らん奴に凸撃して仲良くなってやろう大作戦を結構することになってしまいました。

 

 

まずはそこら辺にいたガッチリ体型の男の子に声をかけました。おはよう!

 

戸惑ってたわ。そりゃそうだろ。誰だか知らんやつにおはよう!って言われたら戸惑うよね。

僕ならツイッター特定してブロックするまである。

 

まあ諸々説明して、ちょっと喋ろっかってなったので一安心。

 

その子は、別の市から自分の車で来ているとのことでした。

趣味はドライブ。

実に男らしい趣味で感動さえ覚えてしまいました。 

 

そうなんですよ。僕はなんともう18歳。

免許が取れる歳なんですよね。

 

今までドライブなんてモンは、親とかそういう類の人間専用のものだと思ってたんですけどね。

この歳になると、かなり身近なものになってしまうんですね。

 

残念ながらゲームはやっていないとのことだったので、ぐわ〜と言って別れました。次。

 

 

 

二人目は無愛想なヤセ型の男の子でした。

 

目を合わせるのが苦手なのか、こちらを見たのは数えるほどでした。

てか肩がこっちを向いてなかった。ウザがられていた説まであります。

まあ拒絶はされなかったので大丈夫でしょう。

 

拒絶されていたら3週間は休んでいたでしょうね。危なかった。

 

その子はサッカー部で、ディフェンスをつとめているそうです。

将来は小学校の教師になって、ちびっ子の勉強のお手伝いがしたいんだとか。

 

無愛想な割にいい夢もってんじゃねーか……(失礼)

 

そこでテストの時間が来たので別れました。

いやーキツかったっすね(因果応報)。

 

 

 

クラス分けテストはゴミでした。

50分時間が設けられていましたが、10分ちょいで終わりましたね。

あとは大崎甜花を描きながら待ってました。

ひぃん

 

 

 

テストが終わり、解散になりました。

息苦しい感覚から解放され、この居た堪れなさからも逃げることができると思うと足が軽くもなります。

 

自転車置き場でフォロワーとリプを交わし、安心感と不安、焦燥、いろいろな感情が混ざり合ってしんどかったので、とりあえず腰を振っておきました。

 

 

 

見上げた空はどこまでも高く、広く、美しいものでした。

 

できることなら、僕も概念として生まれたかったものです。

 

 

 

 

帰りの自転車は、40分ほどかかりました。

物を考えるには十分過ぎる時間で、色々なことを考えました。

 

 

 

友達はできるのか。

そもそも気の合う人間はいるのか。

この先通っていけるのか。

本当に大学生活は楽しいのか。

600万出してもらうだけの価値は大学にあるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

考えるだけ無駄でしょうか。

そんなの分かりませんね。

 

でも考えてしまうのは、性格ですから。

 

 

 

とりあえず、初日の感想としては、「糞」です。

 

今年度から大学生になったフォロワーも多々いると思います。

 

大学の四年間は、自分の夢から見える景色を広げるためにあると思っています。

 

僕にも夢があるので、それを潰えさせてしまう訳にはいかんのです。

 

 

 

一緒に、頑張っていきましょう。